第1回 入賞作品
乾 明紀 (京都造形芸術大学 准教授)
とてもおもしろい絵ですね。人に贈られる花たちの笑顔とも観てとれますし、贈られた人の笑顔とも観てとれます。花を通して笑顔のコミュニケーションができたら素敵ですね。そんなことを想いながらこの絵を観ました。
大塚 万紀子 (ワークライフバランスコンサルタント)
このお花をもらう“おねえちゃん”はどんな人なのだろう…と想った時に、お母さんのような明るさと優しさをもったひとなのだろうな、とイメージしました。多くの絵が家族や友達を描く中で、お母さんと、お母さんの代わりのお姉さんにあげたい、と思った理央ちゃんの笑顔もきっとお花のように明るいのだろうな!とニコニコ拝見しました。
(大塚万紀子さんはご自身も娘さんを持つ母として余談も書いてくださいました)
私も娘を時々“会社のおねえちゃん達”に遊んでもらっていますが、理央ちゃんのような想いで絵をあげられる子に成長してくれればなあ~…。お兄ちゃんの絵もママの気持ちをおもんばかっていて、泣けました!
TOMI-E (グラフィティライター)
まず画面から晃希くんとクマさんが楽しく遊んでいる姿がものすごく想像でき、そこから僕も一緒になってどんどん作品の中にすいこまれて行ってしまいました。春を待ってるクマさんに届くと良いね。ありがとう。(晃希くんの目がすごく惹きつけられました)
中山 正範 (ガーデンデザイナー)
ハートの形を花びらにしたアイデアは送られた人の心に仁美さんの優しさが伝わります。素直な気持で描いた花は、6色の花びらをもつユニークな花ですね。「こんな花があったらいいなあ」と誰もが思うでしょう。
未来には実現するかもしれない「夢」をも感じさせてくれる作品です。
山口 裕子 (「ハローキティ」デザイナー)
花も人間と同じでひとりではきれいに咲かない。花と昆虫が助け合って楽しく暮らしている様子が描かれているもので、シンプルだけど大胆な構図とインパクトのある色づかいのこの作品が輝いていました。
石橋 浩二
(アイ・アンド・エイ ホールディングス株式会社 代表取締役社長)
植物の特性やかたちにとらわれず、非常にユニークな茎。家族のみんなを想いながら似合いそうな花、それが一本の茎から出ているのが、家族を想像できて良かった。「みんないっしょにいると、いつもわらっているから」
小巻 亜矢 (NPO法人ハロードリーム実行委員会代表理事)
絵いっぱいに、大好きだった弟への愛があふれていています。背景の美しい青はきっと天国なんでしょう。ひまわりは笑っているような表情のお花。「たくさんのひまわりを描いて、みんなの笑顔を届けたい」という優しい気持ちが、とてもとても伝わって来ました。